「茜夜」のシンプルに暮らす、小さなキッチン

二級建築士・日本茶インストラクター・利き酒師・グラフィックデザイナーの肩書を持つ筆者が、一口コンロを置くのが精いっぱいのミニキッチンを、リフォームして、カフェバー「茜夜」を開きました。限られた空間の中に、厳選されたキッチン道具がぎゅっと詰まってます。それはまるで、おままごとを彷彿させるような、かわいい道具たちを見ているのはとても楽しい。そして、飲食店として、キッチンというバックステージを、いかにお客様に不快感を感じず見せ・道具を配置するか、建築士目線から、工夫がとても新鮮で、参考になりました。これは自宅のキッチンでも考えてみたいと思います。この本を読むと、与えられた空間に真摯に向き合い、最大限の工夫を払ったら、世界に一つしかない、お気に入りの場所ができるんだなと、考えるきっかけになった1冊です。途中1色刷りになっているのが少々残念です。できれば、全面フルカラーで読んでみたい本でした。