C言語による PICプログラミング大全

『PICマイコンの基礎』という古い開発環境での入門書を最新のMPLAB X IDEでの開発環境に書き直したような内容です。『PICマイコンの基礎』と同じように練習用のマイコンボードを作ってその上で基本的な演習を行うという物。大全と呼べるほどの内容ではないように思います。とはいうものの、現行の開発環境でのPICマイコンの入門書はとても少なく、入門書としてとても貴重な事には変わり有りません。ページ配分はIDEの導入方法が４分の１、C言語の説明が４分の１、８分の３がPICの基本機能の演習、残りの８分の１が拡張機能の解説という感じです。この値段とページ数なら、コンフィグの設定やI2Cやタッチパネル機能などの拡張期の解説や設定方法を半分くらいのページを割いて詳しく書いて欲しかったと思います。